時短ブログ

普段パソコン業務が多い私ですが、日々の業務の中で時短やタスク管理について良い方法を見つけることがあり、それを共有したいという思いからはじめました。

コーディングにこだわるゲーム開発はもう古いのか。

こんにちは。

 

私は中学生の頃、

友人にプログラミングというものを教えてもらい、

その後ゲーム開発にハマることになった20代の個人開発者です。

 

私よりも経験が深い人がいる中で恐縮ですが、

ここ10年でゲーム開発の環境は大きく変わったようです。

 

”オタク”が開発する時代から、”誰でも”開発できる時代に

いろんな論争もあるかと思いますが、

ゲーム開発のハードルは年々低くなっているのが現実だと思います。

 

私が初めてプログラムというものを知った頃は、

C言語を学ぶのが基本で、

その後VisualStudioなどを習得してゲームを開発してみたり、

Javaを使っていわゆるオブジェクト指向プログラミングをしてみたり、

いわゆる「コーディング」が基本でした。

 

しかし今はどうでしょうか?

 

Unityを始めとするゲーム開発ツールの登場で状況は一変しました。

コーディングは必要最小限に。

コードの再利用を究極まで進めるとこうしたツールが生まれるのでしょう。

 

もちろん最低限の知識は必要なものの、

時代は”誰でも”ゲーム開発ができる時代になったようです。

 

古い環境に安住して時代の変化に適応できなかった私

そんな中、私はというと今までの環境を変えようとしていませんでした。

 

私が最近開発したゲーム「Bubbliez!」もその一つです。

Bubbliez!

Bubbliez!

  • Katsuya Maeda
  • Education
  • Free

 

このゲームも基本的にコーディングしていますが、

その理由は「新しい環境に切り替えることを嫌がったから」です。

 

新しい環境に切り替えるのはとてもエネルギーが要ります。

 

私はそれを嫌がって古い環境でコツコツ開発をしていました。

 

本当に必要な作業に時間を割り振れているか?

しかし、このような状態は非常に非効率です。

 

個人開発者では作れるゲームに大きな制限が掛かります。

その中で作業を効率化してクリエイティブな時間を増やすことが肝心です。

 

ゲームは、

「プレイヤーのスキルが問われるもの」から、

「開発者の世界観や伝えたいことを伝えるツール」にもなりつつあります。

 

今まではプレイできるハードに大きな制約があり、

「ゲームをしたい」と思っている人が積極的にプレイする環境でした。

 

しかしスマホが登場してからは環境が変わりました。

「別にゲームをしなくてもいい人」が市場に参加したのです。

 

これももう一昔前の話で、

今は「ゲーム」の定義がより広範囲になっています。

 

個人開発者が生き残るためには

こうした市場環境の中で個人開発者が生き残るためには、

「クリエイティブな時間」により多くの時間を割くこと。

 

コーディングやバグ取りに時間を使ってはいけないということでしょう。

 

いかに効率よくクリエイティブで面白いゲームを作るか。

ここに一番頭を使って、時間を使って、努力を惜しまないこと。

 

バグ取りに時間を使って集中力を失った状態では、

まともにクリエイティブな活動はできないということでしょう。

 

そのために必要なのは「集中と選択」―

 

時代に適応していかなければいけないことにようやく気づいた私でした。

 

自戒の念を込めてここに書き記しておきます。